離婚調停を行う上で必要なものが知りたい
離婚で損をしないために気をつけることってある？
離婚の話し合いで揉めて上手くいかない場合は、離婚調停を行うと解決しやすくなります。
この記事では、以下について詳しく解説していきます。
- 離婚調停とは何か
- 離婚調停に必要なもの
- 持ち家の財産分与の方法
離婚調停は、離婚後の生活を安心してスタートするための大切な手続き。
離婚で最も揉める財産分与についてもチェックしていくので、よく読んで損をしないように調停を進めていきましょう！
離婚調停について正しく理解しよう
離婚調停とは、家庭裁判所で裁判官と調停委員を交えて話し合いを行い、離婚をスムーズに解決するよう促す手続きです。
離婚が決まったら、話し合いによって慰謝料や養育費などを決めていきます。
上手く進まず揉めるケースも多く、その場合は家庭裁判所に申し立て離婚調停を行います。
裁判所に足を運んで合意が出るまで何度も裁判所に通わなければならず、必ず解決できるとも限りません…。
「夫婦で話し合いができない…」
「夫婦だけだと全く話が進まない…」
ということもありますよね。
そんな時に、調停委員が間に入ることで冷静に話を進められるメリットがあります！
離婚調停の進め方と期間について
離婚調停と聞くと、難しいイメージがありますよね。
実は、意外と簡単に申し立てができることを知っていますか？
- 離婚調停を申し立てる
- 家庭裁判所で調停が開かれる
- 合意できれば調停終了
離婚調停を希望するなら、家庭裁判所に離婚調停書を提出して申し込みましょう。
申し込んで大体1〜2ヶ月程度で、第1回目の調停が開始され、月に1回程度の頻度で合意できるように話が進められます。
合意したら、10日以内に離婚届と調停調書謄本を役場に提出しましょう。
離婚調停を申し立ててから成立するまでの期間は、平均すると7〜8か月ほどで終了するケースが多い。
離婚調停に必要な書類と費用を解説
離婚調停に必要な書類は多くあるので、事前に準備を進めておきましょう！
以下が必要な書類と費用になります。
- 調停申立書3通
- 戸籍謄本
- 事情説明書
- 連絡先等の届出書
- 年金分割のための情報通知書
- 収入印紙代1,200円
- 申立手数料1,200円
- 郵便切手代約800円
- 弁護士費用40〜70万円
もし自分で離婚調停を申し立てる際は、以下の変更点があるのでチェックしておきましょう。
- 必要：本人確認書類
- 不要：弁護士費用
調停申立書は、1つは裁判所用、1つは相手方用、もう1通は自分用に3通用意してください。
未成年の子がいる場合は、子についての事情説明書も必要。
弁護士に依頼するのであれば高額な費用が掛かるので、コストを抑えたければ自分で申し立てるのが良いかもしれませんね！
必要な手続きや書類が多くて不安に感じますが、自分で申し立てする場合は家庭裁判所に尋ねれば教えてもらえますよ。
離婚調停では「意見を主張しよう」！
離婚調停では、希望する条件など自分の意見をしっかり主張していきましょう。
意見を上手く主張できなければ、不利な条件で離婚が成立する可能性が…。
- 養育費の金額、終期
- 生活費
- 慰謝料
- 財産分与
- 住宅ローン
離婚調停で調停委員にあれもこれも話していたら、あっという間に1回分が終わってしまうことも。
主張したいことがある場合は理由も含めて、事前にまとめておくのが安心！
なかでも財産分与は数千万円を超える可能性もあるため、意見を伝えなければ1,000万円以上損する可能性もあるので要注意です。
離婚調停中に最もモメる財産分与は「持ち家」
離婚調停中に最も揉めるのがズバリ「持ち家」をどうするか。
夫婦に持ち家がある場合は、離婚後はどちらが住むのか、または売却するのかなどを決めておく必要があります！
家は立派な資産となるので「手放したくない」と権利を争って揉めるケースも少なくありません。
- 売却し現金化して半分に分ける→家の売却方法によって財産分与の額が変わる
- 一方が住み続ける場合→もう一方に家の価格の半分を現金で支払う
一般的には、売却して現金を分けるパターンが多いです。
一つ注意なのが、例えば夫名義のままで妻が家に住み続けると、強制退去等のトラブルが起きる可能性があるので名義は必ず変更しましょう。
最後に大切なのが、「持ち家の価値を知っておく」こと。
持ち家の価値を知らずに離婚調停を進めてしまうと
- 離婚の財産分与で損をしてしまう
- 相手の言い値で離婚調停の条件を決めてしまう
- いざ売却となった時に、ローンが売却額を上回ってしまい離婚後も払い続ける必要がある可能性
などがあります。
そうならないためにも、必ず持ち家の価値を事前に確認して離婚調停に備えておきましょう！
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離婚の財産分与や条件を決める際は、自分に有利なように進めようとするのが真理です。
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・売却不動産：土地
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